予防医学

治療医学と予防医学

治療医学と予防医学


最近になってやっと、代替医療(予防医学)が真剣に取り上げられるようになりました。

代替医療(予防医学)とは、現在主流になっている西洋医学(治療医学)以外の医療のことで、補完医療とも

言われます。

これには、アロマテラピー(花・香草などの香りをかいでストレスを軽減し、心身の健康をはかる方法)、鍼、

灸、マッサージ、漢方医学等が含まれています。こうした医療に関心が寄せられるようになった背景には、

次のような事情があります。

@エイズや進行ガンのような病気は、現代医学では充分な対応ができない。また、薬の副作用も多発している。

さらに、医学が専門的に分化しすぎて、人間全体にわたる医療ができなくなっている。

A今の西洋医学は対症療法(病気になった人間を対象とする療法)になっている。しかし、これからは、心身の

バランスを整え、免疫力を強化して、病気にならないような医療に転向する必要がある。

    〜 M E N U 〜


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但し、このような代替医療(予防医学)には、科学的根拠に乏しいとか、

資格制度や、教育機関などが不備であるなどのいろいろな問題も抱えて

います。

高齢化社会の日本。高齢者の増加に伴い、2割から3割に増えた健康

保険の自己負担もさらに増加するといわれています。そんな中、今注目

されているのが代替医療(予防医学)なのです。

これまでの医学は、病気になったら治すという「治療医学」でしたが、

病気にならないように日ごろから予防するのが「予防医学」です。

予防医学とは、一方で、病気を予防するだけではなく、より広い意味で、

疾病予防、傷害防止、寿命の延長、身体的・精神的健康の増進を目的と

しています。つまり、現在では、病気を未然に防ぐだけではなく、病気の

進展を抑え遅らせることも予防、また再発を防止することも予防であると

されています。

それに基づき、予防医学の分類は、下記の3つに区分されます。


予防医学の3段階(ハーバード大学Leavell教授らによる)
第一次予防 1)健康増進
2)疾病予防
または特殊予防
・社会全体の適切な衣食住の提供。
 休養、レクリエーション、健康教育、
 生活環境の改善。
・感染症対策、生活習慣病対策、
 B・C形肝炎対策
第二次予防 3)早期発見・
早期措置
4)適切な医療と合併症対策
がん、結核、性行為感染症など早期
発見・治療。
疾病の進行を遅らせ、合併症を予防し、後遺症を軽くする。
第三次予防 5)リハビリテーション 後遺症の予防、社会復帰対策、再発防止対策

@一次予防とは、第一次予防は病気になる前の予防で、健康増進
 (生活環境の改善、適切な食生活、運動・活動の励行、適量飲酒、
 禁煙、ストレスの解消など)、特異的予防(予防接種、自己防止、
 職業病対策公害防止対策など)です。

A二次予防とは、不幸にして発生した疾病や傷害を検診等によって
 早期に発見し、さらに早期に治療や保健指導などの対策を行い、
 疾病や傷害の重症化を防ぐ対策のことです。

B三次予防とは、治療の過程において保健指導やリハビリテーション
 等による機能回復を図るなど、QOL(Quality of Life=生活の質)に
 配慮することにより、再発防止対策や社会復帰対策を講じることです。


これからの予防医学をすべて実践するためには、保健学、栄養学、看護学、教育学、さらには心理学等の医学

以外の多くの分野との連携下に確立され実践すべきものであるといわれてます。特に現代社会の様々な新たな

健康問題に対応して、充実した予防医学を展開するためには、各分野の連携が必要ですが、中でも、代替医療

との連携の比重を高めるべきでしょう。

上記、「予防医学の分類」で見るとおり、今までの予防医学は、たしかに治療医学と密接な関連性をもつという

ことができます。

現に日本では、戦前戦後と、一次予防、二次予防が、公的な保健活動として、学校、地域、会社などを通じて

実践され、多くの健康不安を解消し、公には多大な成果を上げてきました。しかし、医療の現場では、治療医学

主義と言うか、病気になったら治療することだけが目的化し、予防医学を軽んじる傾向にあったように思えます。

食生活の欧米化、高齢化社会の到来、薬依存の社会、環境汚染の拡大、がん、心臓病やアレルギーの急増

など、現代社会では国民の健康を蝕む事態が水面下で進行、不安を増幅させています。

病気になる前、なった後の予防医学の実践は、医療現場での治療や、薬学でも真剣に取り組む問題ではないで

しょうか・・・その際、医療現場では、代替医療との連携を真剣に検討し、強める必要があると思います。

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