|
但し、このような代替医療(予防医学)には、科学的根拠に乏しいとか、
資格制度や、教育機関などが不備であるなどのいろいろな問題も抱えて
います。
高齢化社会の日本。高齢者の増加に伴い、2割から3割に増えた健康
保険の自己負担もさらに増加するといわれています。そんな中、今注目
されているのが代替医療(予防医学)なのです。
これまでの医学は、病気になったら治すという「治療医学」でしたが、
病気にならないように日ごろから予防するのが「予防医学」です。
予防医学とは、一方で、病気を予防するだけではなく、より広い意味で、
疾病予防、傷害防止、寿命の延長、身体的・精神的健康の増進を目的と
しています。つまり、現在では、病気を未然に防ぐだけではなく、病気の
進展を抑え遅らせることも予防、また再発を防止することも予防であると
されています。
それに基づき、予防医学の分類は、下記の3つに区分されます。
予防医学の3段階(ハーバード大学Leavell教授らによる)
| 第一次予防 |
1)健康増進
2)疾病予防
または特殊予防 |
・社会全体の適切な衣食住の提供。
休養、レクリエーション、健康教育、
生活環境の改善。
・感染症対策、生活習慣病対策、
B・C形肝炎対策
|
| 第二次予防 |
3)早期発見・
早期措置
4)適切な医療と合併症対策 |
がん、結核、性行為感染症など早期
発見・治療。
疾病の進行を遅らせ、合併症を予防し、後遺症を軽くする。 |
| 第三次予防 |
5)リハビリテーション |
後遺症の予防、社会復帰対策、再発防止対策 |
@一次予防とは、第一次予防は病気になる前の予防で、健康増進
(生活環境の改善、適切な食生活、運動・活動の励行、適量飲酒、
禁煙、ストレスの解消など)、特異的予防(予防接種、自己防止、
職業病対策公害防止対策など)です。
A二次予防とは、不幸にして発生した疾病や傷害を検診等によって
早期に発見し、さらに早期に治療や保健指導などの対策を行い、
疾病や傷害の重症化を防ぐ対策のことです。
B三次予防とは、治療の過程において保健指導やリハビリテーション
等による機能回復を図るなど、QOL(Quality of Life=生活の質)に
配慮することにより、再発防止対策や社会復帰対策を講じることです。
|